根性！！

こんばんは　昨日は　久々に夜の海に出動！！白化現象のためか　食用の魚も少ないような気がしますが

頑張って潜っています。そのときの話を　しましょうね。

大抵　1時間の4セットを泳ぐのですが　休憩は　移動くらいかな

昨日は　3本目までは無事潜り終えて　最後に　もうひと踏ん張りと思って移動して

港の近くに戻ってきた。アンカ－を打ってイザ潜ろうとした時　船が思ったより　浅瀬に入ってしまったので

ポイントを変えようとしたのですが

アンカ－を移動するためにドライブを下げエンジンをかけようとしたらようとしたらチルトが下がらない。あれ　チルトのモ－タ－は回っている

上がったときの勢いがつよすぎて　引っかかったかな　しばらくやっても動かない

通常のダイビングのときは　めったにあげないのですが　フ－カ－で潜るためホ－スがひっかかるのであげていました

しばらくやってもだめなので　電動油圧を　手動に変えようとねじを緩めようとしたのですが　海の上なので力が入らず

なかなか回りません　また　めったに手動にしないので　ねじも硬直気味！！動かない　これが回れば　ドライブは降りてくるのに

エンジンはかかる！！大丈夫　チルトだけ下がれば　問題ない！！下がってくれ！何度も挑戦！！アタックハンマ－があれば

あの道具があれば色々想像しながら　ある道具で色々創意工夫して試す！！　しかし　あえなく敗退

しばらくしたから　チルト下がるかもしれない　もう一度　スイッチを試す　やはり　モ－タ－は　回っているが・・・・

むなしく音だけ　波と風と　コンプレッサ－のエンジン音にまぎれて聞こえてくる

脳裏に　横切るのは　このまま　明るくなるまで船の上で待つか　人を呼ぶか　港まで泳いで引っ張って行くか

この3の選択肢

昔　海人の親方と言ったときも　エンジンが止まり　延々と引っ張って（2キロ以上あったかな）泳いで陸まで行きその後5キロ歩いて自宅に行き

船を治したことをがある。港を見つめる　明かりが見える　海の航路標識も光っている。

時間を見た　11時ちょいすぎ！　人を呼ぼうか　微妙である。　港まで2キロくらい

普通に走ったら　5分で港につく　干潮から満ちに変わる　風が出てくるかもとりあえず　流されてもすぐ200メ－タ－は陸　大丈夫！

よし　と腹を決める　船を引っ張って港に！！コンプレッサ－をまわして　イザ！！　海中をほふく前進の始まり　紐が岩にひっかかり進んではとまり

とまっては直して少しずついく　風が吹くと船が左右に横に向いたときは　凄い抵抗だ　手で必死に岩につかまりやり過ごす

親方と　引っ張って進んだことを思い出しながら　凄いパワ－の持ち主だとつくづく思う　生きるため　生き抜くための力強さを再確認

岩のない　砂地のところは　苦しい　ひたすら　泳ぐすこしずつ風に負け岸よりに

どのようなのが楽か　どの方向に進んで港　岸壁につけるか

創造をする　失敗は許されない。また途中で諦め船をおいていってしまったら　水が濁っているところなので

船は　最大満潮の時にしか　船を引っ張れない　撮った魚がだめになる　　

やはり行くしかない　顔を水面にだし　位置の確認　さっき見た光が　少しづつ後方に　よし確実に進んでいる　後は　コ－スどり

もう少し行けば　山陰になり風もなくもっと楽になるはず　手で張って進むたび　地面が光る　キラキラ夜光虫　無言の応援歌だ！　

そろそろ　岸に行き　歩いて引っ張ろう　底からは　延々と引っ張り続けるやはり長い　足場も悪く大変だ

しかし　ゆっくり　確実に　落ち着いて　進む　冷静に冷静に　不安なことは一切考えていない　どうすれば　岸に　港に戻れるか

ばかり考えて進んでいる。2本目の航路3本目の航路　と着実に　最後のほうになって　港の明かりが　目印の明かりが

立ち位置から真正面になった　やった　ココまで来た　あとは　港に入る　最大の難関　航路の為に深く掘ってあるところを横断しなければならない

疲れも重なって　渡りきれるか　この足で　フィンをこげる力は残っているか　もし筋肉痛になるのは明日か　あるいはあさってかとかくだらないことも考えている

しかし　未来のことしか考えていない　足がつかなくなった　根性！！泳ぎ始めた　レスキュ－の訓練みたいだ　ひとではなく　船ですが

あと少し　でもやはり風の力は強い　脇の防波堤に進むことにした　もしヘドロだったら　足がハマって　進めないかも

案ずるよりうむがやすし意外と硬かったいつ係船している岸壁の横まで来た　風を計算して　もう少し前から流れて

後　10ｍ　5ｍ　3ｍ　2ｍ　1ｍ　手を伸ばしすばやく　係船ロ－プにロ－プを結んだ　すぐに船に登る　ついた！！！！やり果たした

時計を見た　2時30分　約　3時間　泳ぎ　引っ張り　ついたのであった

今日は　壊れたチルトを見てもらって直した　今　昨日のことが　ウソのように　陸の上の素晴らしさを実感している

でも　明日は　また夜の海に行くかもしれないけど